プロ野球で読売ジャイアンツ(巨人)が、ペナントレースで大逆転して優勝すること。
メークドラマとは
プロ野球のペナントレースで、首位とのゲーム差が絶望的に広がっている状態から、逆転優勝することがあります。それを巨人が成し遂げることを、かつてはメークドラマと言いました。
1995年、当時の読売ジャイアンツ監督だった長嶋茂雄氏が作った言葉です。選手と奮起させるとも、対外的に逆転の意思を表明するとも言われていますが、1995年のペナントレースは、読売ジャイアンツは2位に終わっており、逆転できませんでした。
メークドラマが達成されたのは、1996年。首位の広島東洋カープと最大11.5ゲーム差ありましたが、これをひっくり返して、見事にペナントレース優勝を決めています。
尚、メークドラマという言葉は1995年から出てきましたが、1996年に読売ジャイアンツが大逆転優勝を決めたこともあって一気に注目され、1996年の流行語大賞に選ばれました。
メークドラマの派生
メークドラマの派生で、メークミラクル(奇跡)、メークレジェンド(伝説)という言葉も生まれています。
メークミラクルは1997年に誕生した言葉ですが、1997年の読売ジャイアンツは4位。メークレジェンドは2008年で、首位だった阪神タイガースとの最大13ゲーム差をひっくり返して見事に大逆転優勝しています。
限界ライン
メークドラマ、というか巨人の大逆転優勝の限界ラインですが、11.5ゲーム差までならひっくり返せると言われています。
言われているというか、11.5ゲーム差に広がりそうな頃から、「メークドラマ(メークミラクルorメークレジェンド)の再現なるか?」みたいなことを、マスコミは頼まれてもいないのに勝手に煽り始めます。
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