左右病とは、投手の利き腕に対して、左右反対の打者を起用する監督のこと。また、それを皮肉にした表現。
左右病とは?
左右病というのは、野球の監督をしている多くの人が患う病気のことです。
相手投手の利き腕に対して、右打者、もしくは左打者を多く起用する症状が見られます。
野球では、投手と打者が右vs右、もしくは左vs左の場合、投手の方が有利とされています。何故なら、スライダーやカーブと言った打者から逃げていく変化球を持つ投手は非常に多く、同じ利き手だと打ちにくい、と言われているからです。
そう言われているだけであって、必ずしもそうではなく、右vs右、もしくは左vs左であっても、打撃成績が良い場合もあります。
左右病が発症するとどうなるか
左右病が発症すると、次の様な症状が見られます。
- 相手チームが右投げの投手を起用する場合→左打者を多く起用する
- 相手チームが左投げの投手を起用する場合→右打者を多く起用する
重症になると、打者の調子や相手投手との相性を考えず、上記の様な起用を行うため、チーム運営が本末転倒になり、試合の成績が思わしくない&長期的に選手の成績も偏るという影響まで出て来る可能性もあります。
ちなみに、左右病の監督は、左右で無機質・機械的に起用するのかと思いきや、クリーンナップや不動の一番打者の様な中軸は左右関係なく固定ということも、しばしばあります。
必ずしも左右病が悪いという訳では無い
もちろん、左投手が得意な右打者もいるため、左右病が悪いという訳ではありません。問題なのは監督の采配です。
左右病の監督は、とある右打者の調子が良いにも関わらず、「今日の相手先発、右投手だから」という理由でスタメンを外される場合があります。選手からしたらたまったものではありません。