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【野球】3倍打点ニキは松中信彦の成績に満足するのか?

平成唯一の三冠王である松中信彦氏。選手層の厚い福岡ダイエーホークス・福岡ソフトバンクホークスの主砲を務め、2006年のWBCでも輝かしい成績を残しています。

ところで松中信彦氏の成績ですが、3倍打点ニキは満足するのでしょうか?

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松中信彦氏の3倍打点達成シーズンは…

3倍打点ニキが松中信彦氏の成績に満足するのかどうか、実際に確認してみます。

3倍打点ニキは「4番打者は、本塁打数に対して3倍の打点が必要」という理論を提唱していますが、本記事では4番での成績を考慮していません。
所属 シーズン 本塁打 打点 3倍打点 基準クリア 四球 敬遠 備考
福岡ダイエーホークス
福岡ソフトバンクホークス
1997 0 6 0 2 0
1998 3 10 9 10 1
1999 23 71 69 46 3
2000 33 106 99 56 4 MVP
2001 36 122 108 57 5
2002 28 83 84 × 52 1
2003 30 123 90 81 3 打点王
2004 44 120 132 × 84 6 MVP・三冠王・最高出塁率
2005 46 121 138 × 76 3 本塁打王・打点王・最高出塁率・最多安打・最多四球・最多得点
2006 19 76 57 102 10 首位打者・最多四球・最多敬遠・最多得点
2007 15 68 45 68 7
2008 25 92 75 77 8
2009 23 80 69 62 6
2010 11 35 33 24 1
2011 12 36 36 29 2
2012 4 13 12 26 2
2013 0 1 0 0 0
2014 0 4 0 4 0
2015 0 1 0 1 0
通算 352 1168 1056 857 62

実働19年のうち、16年で3倍打点ニキを満足させています。3倍打点ニキの理想像とも言えます。

レギュラーとなった1999年以降、本塁打は7年連続で20本を超えています。キャリアハイである2004年・2005年は誰にも手が付けられない状態ですが、残念ながら3倍打点ニキが満足する成績を残せていません。

流石に2010年以降は衰えが見え始め、出場機会が減ってしまいますが、それでも勝負強さは健在でしっかりと3倍打点ニキを満足させる数字を残しています。

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何故、キャリアハイに3倍打点を達成できなかったのか?

3倍打点ニキは、キャリアハイのシーズンである2004年・2005年に3倍打点を達成して欲しかったと考えるでしょう。しかし、何故、キャリアハイのシーズンで3倍打点に到達できなかったのでしょうか?

答えは、簡単です。チームの打線が強すぎたからです。

2004年は城島健司・川崎宗則・井口資仁・ズレータ・バルデスの強力な打線が打ちまくっています。なので、松中氏以外にも塁上にたまったランナーを返すので、松中氏が打点をあげる機会が少なくなります。

2005年は井口資仁が抜けましたが、バティスタ・カブレラの両大砲、大村直之が新たに加わり更に打線が強化。前年から好調な宮地克彦も3割規定到達と、抜け目ない出せんでしたが、打線のどこからでも点が取れるという状態なので、相対的に松中氏の打点が減るのは仕方ありません。

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3倍打点ニキは満足するのか?

3倍打点ニキが松中信彦氏の成績で満足するのかどうか…キャリアハイのシーズンで3倍打点を残せなかったので、非常に厳しい裁定をするでしょう。三冠王だろうが何だろうが、3倍打点に足りなければ、3倍打点ニキは満足しないのです。

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