5月12日に『Transport Fever 2』に新たな有志MODが登場しました。JR西日本221系MODです。
JR西日本221系MOD
JR西日本221系は、国鉄分割民営化後にJR西日本が初めて設計・製造した車両です。1989年3月に登場し、JR発足間もない時期は新快速の代名詞とも言われた主力車両でした。後継の223系に押し出される格好で1992年で製造終了となってしまいましたが、221系の3ドアクロスシート車両の仕様は、新快速を担う223系や225系などにも引き継がれており、JR西日本の新快速車両の礎を築いたと言えます。
2000年のダイヤ改正で221系は新快速の定期運用から離れ、2020年5月現在、登場から30年以上経過していますが、初期設計の優秀さと更新作業と日々のメンテナンスのお陰で、221系が快速運用に就いている路線もあります。
※JR西日本221系MODはこちらです。
ちなみに、221系が登場した1989年前後を振り返ってみると、新車両が鉄道各社で名車が多く登場した時期でもあります。JR各社でもJR東海311系、JR九州811系、JR九州キハ71系気動車（ゆふいんの森）など、往年の名車が登場しています。私鉄でも阪急8000系・8300系、東武100系（スペーシア）・20000系、小田急1000形、京成AE100形（スカイライナー）、近鉄20000系・26000系など、数多くの名車を輩出した時期です。
ゲーム内スペック
- ゲーム内登場年：1989年
- 最高速度：120km/h
- 定員：282名（8両編成）
- 重量：252トン
- お値段：約27,650,000ドル（約2,976,522,500円）
ゲーム内でもちゃんと最高速度は120km/hで再現されています。リアルだと8両編成の重量は264.9トンですが、ゲームだと少し軽いですね。定員はリアルの1,127名の再現とはいきませんが、約1/4の定員数です。もし223系がMODになると、速度が130km/hに上昇して、編成数のバリエーションも増えるのかなと（MOD製作者さん、223系待ってます）。
ご尊顔
先頭の種別表示は新快速です。2020年現在、新快速と言えば223系や225系ですが、JR西日本車両で元祖・新快速と言えば221系と言う方も多いのではないのでしょうか。
別アングルからの撮影。内装のクロスシートまで再現されており、MOD製作者さんの技術力と愛を感じます。パンタグラフは上に伸び切っていますが、ゲームだと仕方ないでしょう。
やはり平成初期を代表する221系は映えますね。再現具合も非常に高いので個人的には嬉しいです。
側面の種別表示と行先表示も細かく作り込まれています。ドア横の開閉ボタンまでありますね。凄いです。
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