ムエンゴとは、特定の投手が登板した時に打線が全く点を取ってくれず、勝ち星が増えないこと。
ムエンゴとは?
ムエンゴというのは、特定の投手が登板した時に打線が点を取ってくれず、勝ち星(勝利数)が増えないことを指します。
もう少し具体的に言うと、普段、打線の得点力が低いというわけでもないのに、特定の投手が先発した日に限って、打線が全く打たない状態のことです。
某巨大掲示板やSNS上では、たびたびネタにされ、「1点は大量援護」と言われてネタにされていることもあります。
また、某巨大掲示板のコピペで、中日ドラゴンズ基準のクオリティスタート(DQS)のネタがあり、そこには、
ドラゴンズ基準(7回投げきるのは最低条件)
0封 勝つためには当然
1失点 負けても文句言えない
2失点 当然負け。勝ったら野手陣に感謝
3失点 二軍行けゴミ。勝ったら野手陣に土下座
4失点 戦力外。勝っても馬鹿試合
とまで書かれてしまう有様。
味方打線が悪いの?
味方打線が全て悪いかと言えばそうでもない場合もあります。
シーズン通して、味方の援護が少なく、先発投手が勝ち星に恵まれない(ムエンゴ)という場合、1試合ずつ、その内容を見る必要があります。
例えば、防御率が優秀だったとしても、フォアボールが多く、ギリギリ何とか得点させないというピッチングスタイルの投手だと、守備の時間が長くなり、味方打線のモチベーションを維持するのが難しいということにもなります。
また、特定の投手が先発する日に限って、対戦相手の投手がエース級ばかりの場合、味方打線はそうそう毎回打てるものではありません。
投手の年俸査定にも響く
投手の年俸査定の1つの基準として、勝ち星も含まれます。
勝ち星は先発投手の結果の1つではありますが、投球イニング数が多いことや、QS(クオリティスタート)・HQS(ハイクオリティスタート)が優秀だったり、査定は色々な観点で考えるべきですが、特に先発投手は何勝したかという勝ち星の見栄えで年俸が決定されることもあります。
勝ち星が少ない=年俸が上がらないという単調な査定を数年に渡ってされた場合、それが原因で、優秀な投手がFAで出て行ってしまうこともあります。