ジエンゴとは、投手が自分で打って点を取ること。
ジエンゴとは?
ジエンゴとは、投手が自分の打席で、自分で打って点を取ることを言います。
もう少し具体的には、ムエンゴ(味方打線が点を取ってくれない)の投手の場合、自ら打って点を取ることです。要するに味方に期待が出来ないので、自分で決めてやろうということになります。
日本の場合、少年野球のころから「エースで四番」という謎の風習があるため、プロ野球の投手も全く打てないといことはありません。むしろ、打撃が好きな投手も稀にいたりしますし、投手にもかかわらず、打撃練習に積極的に参加する選手もいます(気分転換に打撃練習をする投手もいますが)。
また、外国人投手も打撃が好きな選手が多いので、打席では積極的に打ちに行って、結果的にジエンゴになる場合もあります。
ジエンゴの例
古くは読売ジャイアンツの堀内恒夫投手が、自ら先発した試合で3打席連続本塁打を打ちつつ、ノーヒットノーランを決めるという、ムエンゴとジエンゴが融合した最終形の様なパフォーマンスをやってのけています。
最近だと、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が2018年9月16日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で、田中健二郎投手から満塁ホームランを打ったことがジエンゴの代表例と言えます。
堀内投手や藤浪投手のインパクトはすさまじいものですが、単に投手がヒットで打点をあげたり、たまたまホームランを打ったりするだけでもジエンゴと言えるでしょう。
何故、ジエンゴしないといけないのか
ムエンゴだから。