Oracle の SUBSTR関数を使って、文字列を切り出す方法です。
SUBSTR関数
SUBSTR関数を使用することで、文字列から一部を抽出することが出来ます。
構文は以下。
SUBSTR(対象の文字列, 切り出し開始位置, [切り出す長さ]);
各パラメータの説明は以下。
- 対象の文字列:切り出したい対象の文字列(ここから抽出)
- 切り出し開始位置:文字列の何番目の位置からを指定(整数を指定)
- 切り出す長さ:省略可能。何文字切り出したいかを指定。
それほど難しくありません。
サンプル(実行例)
取り敢えず「Hello, World!」に対してSUBSTRで切り出し・抽出を行ってみます。
SELECT SUBSTR('Hello, World!', 8) AS 開始位置のみ指定, SUBSTR('Hello, World!', 0, 5) AS 開始位置と文字数指定 FROM DUAL;
DUALなので、そのまま実行してみて下さい。
それぞれ解説します。
まず、開始位置のみ指定した場合。結果に「World!」が戻って来ますね。
SUBSTR('Hello, World!', 8)
「Hello, World!」の先頭から数えて、8文字目が開始位置となり、末尾まで切り出します。なので、「World!」が切り出されています。
次に開始位置と文字数を指定した場合。
SUBSTR('Hello, World!', 0, 5)
指定した文字位置から5文字を切り出します。先頭から5文字を切り出しているので、結果に「Hello」が戻ってきています。
参考リンク
SUBSTR
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