ERPの超絶簡単な概要と、たとえ話です。
結論から言うと、ERPとは 会社の「お金・モノ・人・情報」をひとつにまとめて管理する仕組み のことです。
そう言われても分からない人のために本記事を作りました。
とある家庭を状況をERPに例える
とある家庭でこんな願いがあったとします。
- お父さん:たまには家族で温泉旅行に行きたい
- お母さん:毎日の食器洗いから解放されたいから、食洗機が欲しい
- 長男:野球部に入ったから、グローブとスパイクが欲しい
- 次女:ピアノを習いたい
ですが、お父さんとお母さん、毎日の仕事と家事で精いっぱいで、何にどれだけお金を使ったのかは気にしていません。レシートは貯まるばかりで、カードの明細も見てません。
そう、やりたいことがあるのに、家計は固定費・食費・日用品費・娯楽費…といろんな財布にバラバラに分かれていて、誰がいつ何にいくら使ったのか、実はちゃんと把握できていません。気づけば「あれ、今月もお金が残ってない」の繰り返しです。
これでは、旅行にも行けないし、グローブもピアノのレッスン代も出してあげられません。
もしこれを1冊の家計簿にまとめて、「今いくら貯まっていて、何にいくら使ったか」が一目でわかったらどうでしょうか。
無駄な出費が見えて来て、適切なお金の使い方が出来ます。
温泉旅行で良いツアーを予約できるかもしれませんし、食洗機も1ヶ月お金を貯めてビルトインタイプのものを買えるかもしれません。長男のグローブに加えてバットも購入してあげられるかもしれませんし、ピアノのレッスンも有名な音楽家にアサインできるかもしれません。
会社の場合は…
実はこれ、家庭だけの話ではありません。会社でも、まったく同じことが起きています。
- 販売の数字は営業の人のExcel
- 在庫の数字は倉庫担当のノート
- 経理の数字は会計ソフト
バラバラに管理していると、こんな困りごとが起きます。
- 同じデータを何度も入力する手間(二重入力)
- 部署ごとに数字が食い違って、どれが正しいか分からなくなる
- 経営者が「今の会社の状態」を知りたくても集計に時間がかかり、意思決定が遅れてビジネスチャンスを逃してしまう
家庭でお金の流れが見えないと旅行に行けないように、会社でもお金や情報の流れが見えないと、チャンスを逃してしまうのです。
ERPを導入すると…
では、実際の業務でどう変わるのか、ERPの導入前後を具体的に見てみましょう。
| 業務 | 導入前 | 導入後 |
| 受注処理 | 紙の伝票を手入力、反映まで3日 | システムに1回入力、即日反映 |
| 在庫確認 | 部署ごとに電話やメールで確認 | リアルタイムで全社共有 |
| 月次決算 | 各部署の数字を集めるのに1週間 | ボタン1つで即座に集計 |
家庭の家計簿と同じで、情報がバラバラだと確認作業だけで時間が溶けていきます。
その時間が浮けば、経営者は「これからどう手を打つか」という、本当に価値を生む意思決定に時間を使えます。判断が速くなればなるほど、チャンスをつかめる可能性も高くなるのです。
メリットをザックリ言うと…
- 経営判断が速くなる : 今の会社の状態がリアルタイムでわかるから、チャンスを逃さない
- 無駄な作業が減る:二重入力や確認の手間がなくなり、社員が本来の仕事に集中できる
- 会社全体を1つの数字で把握できる:部署ごとの食い違いがなくなり、経営者も現場も同じ数字を見て話せる
ということになります。
たとえ、いま、自分の会社で特に困ってなくて、業績的にも問題が無いとしても、競合他社や新規参入社がERPをフル活用してきて競争になったら、気が付いたら負けてた…なんてことになるかもしれません。
記事の目的
ストーリー仕立てなので、目的を敢えて後に持ってきました。だって長々と前置きするとしんどいですから。
そもそもですが、ERPは非常に範囲が広く、ERP関係のエンジニアは横断的な知識を求められます。そして、網羅した知識を体系的に持っておく必要があります。
なので、大前提として敷居が高い…と思われがちです。
- 敷居が高いという潜在意識
- 広範囲を網羅しないといけない潜在意識
- SEO的に物量書いた方が良い(←これが一番タチ悪い)
だいたいどこのサイトでもERP初心者向けの取っ掛かりとなる記事は、非常に物量が多いです。その時点で読む気が失せます。
例えば、東京駅や大阪駅など、人がたくさんいるところで、「すみません、ちょっとERPについて教えて下さい」って声をかけられたときに、パパっと端的に説明できる人っていますか?たぶんいません。
ただ、人がたくさんいるところで声を掛けられ、歩きながらでも簡単に説明が出来れば、初動の敷居は低くできると考えてます。
どこのサイトでもERP初心者向けの第一歩の記事が、本当に物量が多いです。読む気が失せます。というか、SEOを意識しすぎるあまり、読み手の事を考えていないのかなと。
読み手は血が通っている人間です。読み手のことを考えられないと、私が記載しているただの無機質な文字列に対して、顔が真っ赤になるのだと思います。
