正規表現を使って行間を空ける方法です。
さてさて、4月に入社したばかりの新人エンジニアがプログラミングなんてものはさせてもらえるはずがなく、どうでもいい雑用を押し付けられるのがSESです。だってスキル無いんだもん。
それはさておき、SESの新人エンジニアくんが何をしているのか覗いてみたところ、ひたすらエンターキーを連打していたのです。流石にかわいそうだったので、「何してるの?」と筆者が聞いたところ、「1行ずつ空けて」と言われたそうで、ひたすらエンターキーを連打しているとのこと。エンターキー連打で行間を作るって、それはもう苦行でしかありませんね。
何をしたいのか
簡単なことです。行間が無いテキストに行間を入れてるという、意味があるのかわからない要件です。作業を頼んだ方もどうかしてると思います。例を挙げるとこんな感じ。
画像は例示なので少ないですが。100行くらいのファイルが20個くらいあったかな。そして、新人くんは一生懸命、エンターキーを連打していました。さて、先輩エンジニアさんたちはどうするのでしょうか?
改行コード並べればOK
結論から言えば答えは簡単です。改行コードを並べるだけです。CRLFを例に出します。
(実施環境:サクラエディタ Ver. 2.2.0.1)
- 置換前→\r\n
- 置換後→\r\n\r\n
一応置換画面も掲載しておきます。正規表現のチェックボックス付け忘れないでくださいね。
他の改行コードも改行コード並べればOK
CRやLFの場合も同じようにすればOKです。Windows系だと、もっぱらCRLFを意識しておけば良いですが、外部連携システムから転送させてきたファイルがUNIX系だったりする時は注意です。
【CRの場合】
- 置換前→\r
- 置換後→\r\r
【LFの場合】
- 置換前→\n
- 置換後→\n\n
編集後記
とてもとても簡単なお話でした。まあ行間空けるのってよくある話で、ほぼ必須スキルになってきますが、時々、延々とエンターキー連打おじさんを見かけます。
そもそも何で新人エンジニアくんにそんな仕事を任せたのか非常に疑問ではありますが、そんな仕事ばかり与えてると仕事辞めちゃうと思いますよ。
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