ABC分析とは、分析手法の一つ。「重点分析」とも呼ばれ、資金的重要度を分析する手法。主に、調達・在庫管理で使われることがある。
パレート図を用いた分析手法である「パレート分析」と似ている。
ABC分析とは?
ABC分析とは、在庫管理・資産管理などの分野で使用される分析手法の一つです。
ITパスポートでは「ストラテジ系」の分野で出題されることがあります。
A・B・Cのグループで分類され、それぞれのグループは、次の様に分類されます。
- Aグループ:重点的に管理するべきグループ。
- Bグループ:中程度の重要性や価値を持つグループ。
- Cグループ:重要性や価値が低いグループ。
このグルーピングによって、重要度の高い要素と、重要度の低い要素を明らかにし、どのグループにどれだけのリソースを割けばよいのかを分析することが出来ます。
また、ABC分析の時にパレート図が用いられることがあります。
IT関係あるの?
正直なところ、ITは関係なさそうですが、ITパスポートの試験の出題範囲に含まれます。
実務、具体的にはプログラマーやシステムエンジニアが行う業務で「ABC分析」を使うことはありません。
主に、在庫管理・資産管理で用いられ、しかも分析手法なので、ABC分析を使用する人はごく少数の人たちに限られます。実際に「abc分析 実用例」「abc分析 活用例」と検索しても、具体的な事例は出てきません。
ただし、ITパスポートの試験には出て来る可能性があるので、
- 分析手法の一つであること
- 主に在庫管理・資産管理で用いられること
- パレート図が用いられること
を覚えておきましょう。