データベースを扱うにはSQLが必要です。SQLはデータベースに対して命令を行い、データベースを操作・定義・制御を行います。一般的には大きく3つに分類されます。
- データ操作言語(DML…Data Manipulation Language)←本記事
- データ定義言語(DDL…Data Definition Language)
- データ制御言語(DCL…Data Control Language)
今回はデータ操作言語(DML)について取り上げます。
DML(データ操作言語)とは?
DML(データ操作言語)とは、Data Manipulation Languageの略で、データベース、特にテーブルのデータに対して命令する言語です。例として、以下の機能を指します。
- SELECT:検索・抽出
- DELETE:削除
- UPDATE:更新
- INSERT:登録
プログラミング、特にSQLを使用すると、上記は頻繁に見かけるはずです。
例えば、SELECTはSQLで最も見かける単語ですが、このSELECTが何をしているかと言うと、データベースのテーブルに対して、データを問い合わせています。
小難しいのでもっと簡単に説明すると「データくれ」とテーブルに対して命令しているということです。上記で挙げたDMLが何をしているかをざっくり説明すると、
- SELECT「データくれ」
- DELETE「データ消せ」
- UPDATE「データ更新しろ」
- INSERT「データ登録しろ」
ということになります。DMLたちが命令口調で喋っているわけではないですが(むしろ人間の命令を忠実に実行してくれている)、DMLというものは、上記のような感じだということを、何となく頭の片隅に置いて頂けたらと思います。
「DML」という単語を覚える必要は?
DMLという単語を覚える必要があるかと言われたら、別に覚える必要はありません。開発の現場で「これはDMLだから~」とか言って知識をひけらかす人が居ますが、別に知らなかったとしても、SELECTやDELETEと言ったSQLを書ければ大丈夫です。
もちろん、知識として知っておいて損はありません。IPAの情報処理試験やDBの資格試験で問われることがありますので、その時に正しく回答出来れば良いだけです。
試験でDMLが問われると言っても、「次のSQLのうち、DMLはどれか?」みたいなレベルの設問です。
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