ゆっくり実況チャンネルが売買されているという噂が2021年8月ごろに盛り上がっていました。
プチ炎上くらいにはなっていましたが、その後は沈静化している様子です。ただし、ゆっくり実況チャンネルが売買されなくなったとは言えず、普通にサイト売買サービスで売りに出されています。
至って普通に売りに出されているゆっくり実況チャンネル
Googleで検索するとすぐ出て来ると思いますが、何事も無く、ゆっくり実況チャンネルは売買されています。
まず、ラッコM&Aという、ラッコキーワードで有名なサイトがサイト売買に特化したサービス。

こちらは株式会社サイトストックが運営するサイトストックというサイト。
売買サイトの大小はありますが、今でも普通にゆっくり実況チャンネルは売りに出されています。
見分け方ってあるの?
ゆっくり実況チャンネルの売買そのものを見分けるということは非常に難しいです。
ゆっくり実況チャンネルは人間が顔出ししないので、運営者や動画作成者が変わっても気づかれにくいという特徴があります。そのため、動画作成を外注しているというサイトはたくさんあります。
そして、個人間での買収というものを特定することは不可能に近いと言えるでしょう。ただし、企業に売却されたゆっくり実況チャンネルを見分けるための、ある程度のポイントは存在します。
- ゆっくり霊夢やゆっくり魔理沙などの東方キャラクターが使われていない
- TwitterなどのSNSアカウントが開設されていない
- SNSアカウントが動画投稿の通知のみ
これら、100%とは言い切れませんが、限りなく黒に近いグレーと言えます。
ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙など東方キャラクターの二次創作や二次使用については、個人で使うことには問題ありませんが、企業が使う場合は許可が必要です。

なので、ゆっくり霊夢やゆっくり魔理沙がある日突然、別のキャラクターに差し替えられていると、個人で運営していたYouTubeチャンネルを企業に売却していたと考えていいでしょう。
企業がゆっくり実況チャンネルを運営するのに問題があるの?
とあるチャンネルで、ゆっくり実況チャンネルが売買されているという動画が公開されました。
まあ、売買で中抜きしているという事にスポットが当たり、心情的に許しがたいとう視聴者感情を突くという視聴回数目的の動画がいくつか公開されましたが、企業がゆっくりを使ってYouTubeチャンネルを運営しても特に問題ありません。
YouTubeチャンネルが企業に売却された後に、東方キャラクターを引き続き使用したいのであれば、企業が許可を貰えば良いだけです。某「『食の雑学』をゆっくり解説」というチャンネルがやり玉にも上がり、解説役のキャラクターを差し替えたということで話題になりましたが些細なことです。
また、ゆっくりボイスを使うためにはSofTalkという音声合成ソフトを使用する必要がありますが、商用利用の場合は商用ライセンスを購入すれば問題ありません。
視聴者的には「個人が頑張ってるから見てたけど、業者なら見ない」という心情になりかねないのですが、どうせ見たい人は見ます。そんなものです。
「ゆっくり実況の闇」だの何だの叫んでる人も多いですが、自分の生活に何の実害も無いので、もはや騒ぎたいだけでしょう。