ネットワークビジネスの師匠の生活と言えば、自由な時間があり、豊かな経済力があるとイメージが強いです。師匠はサラリーマンではないので、時間的な拘束はありません。豊かな経済力はメンバーから高額オートシップやコンサル料などを払っているから成り立っています。
そして、豊かな経済力を見せつけるものとして「タワーマンション」が象徴的でしょう。「ネットワークビジネスの師匠=タワーマンションに住んでいる」と言っても過言ではありません。しかしながら、何故、都心の高いタワーマンションに住む必要があるのでしょうか?師匠たちに聞いてみました。
タワーマンションに住む表向きの理由
筆者はネットワークビジネスの師匠数人とアポをしたことがあり、今でも時々、二人だけでお会いする機会があります。普通のネットワーカーではまず不可能です。リーダークラスでようやく二人だけで会うことが出来ます。さて、その師匠数人に「何故タワーマンションに住むのですか?」と聞いてみると、以下の様な答えが返って来ました。
- 都心の主要駅に近いから、メンバーが集まりやすい
- 景色が良いから
- お金があるから
大体はこの3つです。土地柄が良いとかと言うのはありません。アクセス性・ビジネス上の優位を重視しています。流石師匠ですね。では、順に解説していきます。
都心の主要駅に近いから、メンバーが集まりやすい
ネットワークビジネスの師匠は、都心の主要駅、特に山手線で大勢の人が利用する駅の近くのタワーマンションに住んでいます。筆者がアポさせて頂いた師匠たちは、それぞれ「浜松町」「品川」「大崎」「渋谷」「新宿」のタワーマンションに住んでいました(それぞれの駅に複数人)。言わずと知れたタワーマンション密集地ですね。更に、どの駅も関東各所から電車のアクセスが良い駅です。
確かに、関東各所からアクセスが良い駅だとメンバーが集まりやすいです。ただし、家賃が非常に高いので、メンバーから搾取している師匠だから出来ることですね。
景色が良いから
師匠がタワーマンションに住むのは都心の良い景色を味わうためです。師匠曰く「良い景色のところに住みたいから住んでる」とのことです。搾取したお金を使って眺める景色は絶景でしょうね。
お金があるから
師匠がタワーマンションに住むのは「お金があるから」と言います。当然、そのお金はメンバーから搾取した高額オートシップやコンサル料です。自分で稼いだお金だから、どう使おうが勝手です。それが綺麗なお金かどうかは知りませんが。
タワーマンションに住む本当の理由
さて、表向きの理由は頑張れば誰でも聞き出せます。ここからが本題です。タワーマンションに住む本当の理由は次になります。
- お金があると見せつける
- メンバー拡大の戦略
- マンション・土地を買えない
あれ?ちょっとおかしいぞと思ったあなた、鋭いです。よくわからないと思ったあなた、色んな所で搾取されています。もしくは、将来的に色んな所で搾取されるでしょう。順に解説します。
お金があると見せつける
タワーマンションに住んでいるだけで、お金を持っているというのが一般的な常識になっています。「買う」のではなく「住む」というのがポイントです。なので、別にタワーマンションの一室を買わなくても、誰かから借りたりすればタワーマンションに住んでいる事実が出来上がります。タワーマンションに住んでいるだけで、「師匠はお金を持っている」と勝手にメンバーが勘違いしてくれます。
師匠はそれほどお金を持っていません。もちろん、普通のサラリーマンよりお金を持っていますが、ホームパーティーやゲーム会、セミナー等は全て有料です。お金を持っていたら無料にするはずです。建前上、「お金を払ってでも行きたいと言う人だけ連れて来て」とメンバーには周知していますが、実際は師匠の大事な収入源なのです。
事実、筆者とのアポでは、筆者のお茶代なんて1円も出してくれません。全ての師匠が「割り勘」と言います。「お金持ちはケチだ」なんて言われますが、師匠はお金が無いだけなのです。
メンバー拡大の戦略
ネットワークビジネスの師匠は「景色が良いから」という理由でタワーマンションに住んでいますが、師匠自身は景色に興味は無いようです。師匠曰く「綺麗だけど飽きる」とのこと。では、何故、「景色が良いから」という理由で住んでいるのでしょうか?少し掘り下げて聞いてみました。
筆者「景色が良いから住んでいると仰ったあとに、「飽きる」と言いましたよね?何故ですか?」
師匠「毎日、高級レストランでフランス料理を食べてたら飽きるでしょ?それと同じだよ」
筆者「(こいつ前から思ってたんだけど敬語使えよ…俺はお前のメンバーじゃねえんだぞ)確かに。だったら引っ越したらどうです?もっと家賃の安いところで住み心地の良い場所はたくさんあると思いますが。」
師匠「私は別にいいんだよね。ただ、ホームパーティーとかでメンバーの子たちが誰か連れてくるでしょ?その時に「景色が良いタワーマンションでパーティーがある」って謳い文句の方が、興味引きやすいじゃん。タワーマンションに住むどころか、行く機会が少ない人の方が圧倒的多数を占めてるんだから。」
筆者「(だから敬語使えよ!)なるほど~。(搾取対象を増やすための)戦略としてタワーマンションに住んでいるんですね~。」
師匠「当たり前でしょ。もっと静かなところに住みたいけどね~。」
つまり、師匠にとってタワーマンションは別にどうでもいいみたいですが、新しい搾取対象を集めるために、タワーマンションに住んでいるのです。
マンション・土地を買えない
ネットワークビジネスの師匠はタワーマンションに住んでいるのですが、一室を買っているのではなく「賃貸」で住んでいるのです。何故でしょうか?もちろん、師匠にマンションを買うお金が無いからです。「一括で買えなくても、ローンを組めばいいのでは?」と思った人は非常に鋭いですが、師匠は自称経営者、つまりフリーター扱いなので、住宅ローンが組めないのです。
本当にお金を持っているのであれば、土地と一軒家を買います。タワーマンションは高額な団地と変わりがありません。ちょっとお金を持った人が背伸びをして、見栄のためだけに買うのです。つまりブランディングです。師匠は、土地や家を買うお金が無い、ローンも組めない、ですが、ブランディングのためにタワーマンションに住むことを選ばなければ、メンバーがついて来ないのです。
もちろん、大企業の社長で各地を飛び回って、寝るためだけに好立地・高セキュリティなタワーマンションに住んでいる人は別ですが。
ちなみに師匠に一軒家に住みたいか聞いたことがあります。
筆者「タワーマンションではなく、一軒家に住んでみたいと思ったことはありますか?」
師匠「そりゃあ、一軒家に住みたいよ。タワーマンションって不便だからね。エレベーターは渋滞するし、下までゴミを出しに行くのは面倒だし、駅の近くで電車はうるさいし。隣の家の人や廊下での喋り声なんて普通に聞こえてくるよ。壁が薄いから。」
筆者「では一軒家に住めばいいのでは?」
師匠「タワーマンションに住んだ方がビジネス上メリットがあるからね。」
筆者「ということは、ネットワークビジネスを続ける、いや、続けなければならないということですか?」
師匠「…どういうこと?」
筆者「ネットワークビジネスで「権利収入を得よう。時間的・経済的に豊かになろう。働かなくてもお金が入ってくる仕組みを作ろう」とみんなに言ってますよね?でも働き続ける必要があるって言ってるようなものですよね?違いますか?」
師匠「そうは言ってないよ。面白いビジネスだから常に稼ぎたいんだよ」
筆者「じゃあ仮に、仮にですよ、ネットワークビジネスの活動を今すぐにやめてしまっても、この先何十年も安泰ですか?」
師匠「うーん、まだそういう段階ではないね。私と同じような人が現れたら、リタイアしてもいいけど」
筆者「では現状、活動をストップすると収入が減るということですよね?あなたと同じような人が出て来るまで活動を続けるということは、もし、あなたと同じ様な人が活動をストップすれば、あなたの収入に影響が出ますよね?違いますか?」
師匠「…」
筆者「沈黙は肯定と認識します。リタイア出来ないということですよね?働かなくてもお金が入ってくる仕組みなんて作れないんですよね?だからタワーマンションに住んで、師匠としてブランディングをしてお金を集める、違いますか?」
師匠「…」
残念ながら、この師匠とは、これ以降、連絡が取れなくなりました。ちなみにモデーアのワンダーランドの師匠さんでした。今は「環境」という組織に乗り換えて、同じようなことをしているみたいです。つまり、タワーマンションに住んでお金を持っていると見せつけ、搾取活動は続けているのです。
まとめ
ネットワークビジネスの師匠がタワーマンションに住む理由を記事にしてみました。表向きに理由は素晴らしいものですが、実態は何のことはありません。お金を持っていると誇示したい自己顕示欲の塊みたいなものです。
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