私はたくさんのネットワーカーとアポをしたことがありますが、その中で愚かしい言動をしている人たちと何度もアポしたことがあります。その人たちが口を揃えて、「師匠と同じことをすればいつか成功出来る」と言って毎月高額なオートシップを支払っているのです。師匠と同じことって言いますけど、師匠が何をしているのかイマイチ理解されていないようです。
だから毎月赤字を垂れ流しているんですよ分かりますか?わかりませんよね?何で稼げないのか検証したことありますか?ありませんよね?続きはWebで。
成功者と同じことをすれば稼げる理論
何かに対して成功したい場合、「成功者から学べ」「成功者の真似をしろ」と言われています。ネットワークビジネスで成功したい場合、「師匠の言う通りに行動しろ」なんてことが言われています。確かに言葉だけを聞くと、筋が通ってるように聞こえます。が、世の中そんなに甘くはありません。
師匠の言う通りにし行動しているネットワーカーは山ほどいますが、1円も稼げておらず、オートシップで赤字を垂れ流しているネットワーカーがほとんどです。師匠(成功者)の言う通りに行動しているのに、稼げないネットワーカーで溢れているのは何故でしょうか?
師匠の言う通りにすれば稼げるの?
結論から言うと、師匠の言う通りにしていても稼げません。確かに、師匠やトップリーダーと同じ行動をすれば師匠やトップリーダーと同じくらい稼げると思います。しかし、「師匠の言うこと」=「師匠と同じ行動」ではないのです。
インターネットの検索でこの記事にたどり着いた人は、「ネットワークビジネスで成功したい」と言う人が多いと思います。ちょっと冷静になって下さい。今の自分自身の行動でネットワークビジネスで稼げると思いますか?
師匠やリーダーの言うことを聞いているネットワーカーは、まじめに説明会や勉強会、ゲーム会や飲み会などにキチンと出席します。師匠やリーダーの言う通りにすれば成功出来ると思いこんでいるからです。筆者は様々なネットワーカーとアポしていますが、師匠・リーダーを崇拝や尊敬していて、その人の言う通りにして稼げている人を見たことがありません。
師匠がやっているのは貧困ビジネス
そもそも、師匠は貧困ビジネス(経済的貧困者から搾取するビジネスモデル)をやっています。貧しい人を救済する気は一切ありません。師匠と同じ行動をして稼ぎたいのであれば、貧困ビジネスを自分で立ち上げる方法しかありません。では、師匠やリーダーだけが稼げてメンバーが稼げない仕組みはどうやって作るのでしょうか。理由は簡単です。「尊敬・崇拝させる」様に師匠やリーダーがブランディングして、ちょっとだけメンバーを褒めてあげるようにすればいいだけです。
崇拝・尊敬させる
ネットワークビジネスにおける貧困者に対しての搾取ですが、崇拝・尊敬が欠かせないファクターになります。過去記事にも書いていますが、師匠やリーダーは「成功している人」の条件を揃えます。

師匠やリーダーの経歴は適当に創作されています(本当の場合もありますが極めて稀です)。底辺から這い上がるストーリーを持っていれば共感されやすいので、適当に創作しています。そうやって崇拝・尊敬されやすい状態を作ります。
メンバーを褒める
師匠やリーダーのテクニックとして、人を褒めるのが上手です。本当に褒めているのではなく、言われたら嬉しくなるような言葉を並べているだけです。
人は褒められると「期待されている」という思考に入ります。しかも日本人は普段、人から褒められる機会が極めて少ないので、褒めてくれる人は簡単に信用してし、繰り返し褒められると、その人を尊敬してしまいます。師匠やリーダーはそれを知っているので、初めて会った人や、ネットワークビジネスをスタートさせたばかりのメンバーを積極的に褒めています。
さて、ここからが師匠やリーダーのテクニックの凄いところです。初めて会った人や、ネットワークビジネスをスタートさせたばかりのメンバーに対しては積極的に褒めるのですが、ネットワークビジネス歴が半年以上のメンバーに対しては褒める頻度を減らします。いつも褒めてくれてるのに、褒められる頻度が減った場合、メンバーがどういう行動をとるかと言うと、師匠やリーダーに接触する回数を増やそうとするのです。その理由は簡単で、嫌われないためです。どうやって嫌われるのを回避するかと言うと、説明会や勉強会、ゲーム会や飲み会にもちゃんと出席して、会話する回数を増やすことです。
師匠やリーダーはいつも顔を出しているメンバーは褒めます。ただ、手放しにたくさん褒めるのではなく、毎回少しずつ褒めます。少し褒めるだけでメンバーは少しだけ嬉しくなりますが、気持ちが満たされるわけでは無いので、たくさん褒めてもらうために頻繁に顔を出すようになります。褒めてくれる人がいるだけで人生が楽しくなりますからね。
尚、コミッションが0円でも褒めます。何故なら、大事な収入源だからです。サラリーマンであれば契約が取れないと叱られますが、ネットワーカーは契約が取れなくても、毎回顔を見せるだけで褒められます。ちょっと褒めるだけで毎月高額オートシップを払ってくれるので、師匠やリーダーは稼げてしまうのです。
「師匠の言うこと」ってなに?
「ネットワークビジネスの師匠やリーダーの言う通りに行動すれば必ず成功するから実践している」と言っているネットワーカーは大量にいます。師匠やリーダーの言っていることは、たったこれだけです。
- 説明会に出席すること(有料)
- 勉強会に出席すること(有料)
- ゲーム会や飲み会に友達を連れて出席すること(有料)
これだけすれば成功出来ると言っています。説明会や勉強会に出席すれば褒められるのでネットワーカーは喜んで出席します。ゲーム会や飲み会に友達を連れて出席すると褒められます。カモを連れてきているわけですからね。連れてきた友達も褒められます。カモですからね。
ちなみに、上記3つは全て有料です。師匠やリーダーの大切な収入源です。
「師匠の言うこと」=「師匠と同じ行動」ではない
結局のところ、「師匠の言うこと」は「師匠と同じ行動をとっている」わけではありません。師匠と同じ行動をとって稼ぎたいのであれば、貧困ビジネスを構築するしかありません。ただし、経済弱者をカモにして搾取するビジネスなので、師匠と同じことをした時点で、いずれあなたは私とアポをしてこのブログにさらされることになるでしょう。
関連記事


